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先日の訃報の一方以来のショックが未だ残っているような気がします。
MLでは続々と弔文が送られ、あらためて亡くなられたT先生の偉大さ、
影響力の強さが伝わってきます。
それと同時にT先生がどれだけ皆を引き付けてきたのかということも。
あまりにも早すぎる死だったと思います。
父のときもでしたが、全力でぶつかっていく、気力と知力のあるひとほど、
どうも早く天に召されてしまうような……。
全力疾走で走り抜けてしまうのでしょうか。
自分もMLに何か書きたいとは思うのですが、なかなか言葉がまとまりません。
以下、MLに書こうかと思っている内容の素案です。
-------------------------------------------------------------
T先生ありがとうございました
まだ現実のこととは思えません。何かがぽっかり抜け落ちたような気持ちです。
母の勧めで参加したTFCは、私がプライマリケアに興味を持つ大きなきっかけとなりました。
去年の夏には先生のクリニックで実習させていただきました。
それがT先生とお会いする最初で最後の機会になってしまいました。今になってみると不可思議な縁を感じます。
研修医の先生と学生の私を後に座らせて、あの特徴的な早口できびきびと診療され、知識の曖昧な私には何冊もの本を紹介してくださいました。
二人といない先生と出会えたのだと直感しました。
マッチング前にまた実習させていただきたいなと密かに思っていたのに、それはもう叶わないのだということが悲しくてなりません。
まだまだ先生に教えていただきたいことはたくさんあったのに……。
先生の教えが今でも耳の奥に甦ります。
どうか、先生、安らかにお休みください――。
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MLでは続々と弔文が送られ、あらためて亡くなられたT先生の偉大さ、
影響力の強さが伝わってきます。
それと同時にT先生がどれだけ皆を引き付けてきたのかということも。
あまりにも早すぎる死だったと思います。
父のときもでしたが、全力でぶつかっていく、気力と知力のあるひとほど、
どうも早く天に召されてしまうような……。
全力疾走で走り抜けてしまうのでしょうか。
自分もMLに何か書きたいとは思うのですが、なかなか言葉がまとまりません。
以下、MLに書こうかと思っている内容の素案です。
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T先生ありがとうございました
まだ現実のこととは思えません。何かがぽっかり抜け落ちたような気持ちです。
母の勧めで参加したTFCは、私がプライマリケアに興味を持つ大きなきっかけとなりました。
去年の夏には先生のクリニックで実習させていただきました。
それがT先生とお会いする最初で最後の機会になってしまいました。今になってみると不可思議な縁を感じます。
研修医の先生と学生の私を後に座らせて、あの特徴的な早口できびきびと診療され、知識の曖昧な私には何冊もの本を紹介してくださいました。
二人といない先生と出会えたのだと直感しました。
マッチング前にまた実習させていただきたいなと密かに思っていたのに、それはもう叶わないのだということが悲しくてなりません。
まだまだ先生に教えていただきたいことはたくさんあったのに……。
先生の教えが今でも耳の奥に甦ります。
どうか、先生、安らかにお休みください――。
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急な報告が入ってきてまだ混乱しているのですが、
訃報です。
広島で実習などでお世話になっていたDrがお亡くなりになったそうです。
先生はTFCという家庭医療についてのMLを主催していらっしゃいました。
医師だけでなく学生もその他様々な人が参加する優れた学習の機会でした。
大きな遺産とは言えますが、先生が中心になって動いていたMLだけにこれからどうなるか不安でもあります。
それにしても急なことで……
広島の医学会、家庭医療会だけでなく、
日本の医療全体にとっても大きな損失になることは間違いないと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。
訃報です。
広島で実習などでお世話になっていたDrがお亡くなりになったそうです。
先生はTFCという家庭医療についてのMLを主催していらっしゃいました。
医師だけでなく学生もその他様々な人が参加する優れた学習の機会でした。
大きな遺産とは言えますが、先生が中心になって動いていたMLだけにこれからどうなるか不安でもあります。
それにしても急なことで……
広島の医学会、家庭医療会だけでなく、
日本の医療全体にとっても大きな損失になることは間違いないと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。
※※お詫び※※
先日の日記におきまして「ハウルの動く城かと思った」
との発言は私のものではなく、一緒に行った嫁様のものでした。
あたかも自分の発言のように記載してしまいましたことについて、
読者および嫁様に深く謝罪するとともに、今後このような盗作・捏造のないよう
一層注意していく所存ですので、
よろしくお願い致します。
というわけで(笑)
気を取り直して先日の続きです。
連休中日には二本の映画をゆったりと見ました。
昼前頃に高崎のイオンへと行き、
帰ったのは午後11時前という中々にヘビーな一日。
ヘビーイオナー(イオンユーザー)というところでしょうか。
みたのはタイトルの二本。
ということで以下ネタバレ含む。
■マリーアントワネット
嫁様が特に希望して見に行ったマリーアントワネット。
こちとらベルサイユのバラもフランス革命もあんまり詳しくないうえ、
世界史も殆どわかってないので、
世界情勢についてニヤニヤできなかったのはちょっと残念でしたが、
そういった予備知識はなくとも、かなり楽しめました。
衣装の凄さやベルサイユロケ、出てくる料理やお菓子の数々など、
その豪華さに目で楽しめました。
あのマリーアントワネットがロハス生活に目覚めていたなんてことは知りもしませんので、
単純に驚きました。
これまでとは違うイメージになりそうです。
■墨攻
中国映画は先が読めなくて良い意味で面白いです(笑)
ヒロインもあっさりと殺してくるし、主人公は不遇で、
悪者が最後までのさばるという結末には、いっそ潔さを感じます。
全編ストイックで、苦悩と駆け引きと陰謀と嫉妬で出来てるので、戦争ドラマというよりは人間ドラマです。
お色気シーンもあったりなかったりじつはなかったりで……。
こんなこと言ってますが、面白かったですよ。実際。
先日の日記におきまして「ハウルの動く城かと思った」
との発言は私のものではなく、一緒に行った嫁様のものでした。
あたかも自分の発言のように記載してしまいましたことについて、
読者および嫁様に深く謝罪するとともに、今後このような盗作・捏造のないよう
一層注意していく所存ですので、
よろしくお願い致します。
というわけで(笑)
気を取り直して先日の続きです。
連休中日には二本の映画をゆったりと見ました。
昼前頃に高崎のイオンへと行き、
帰ったのは午後11時前という中々にヘビーな一日。
ヘビーイオナー(イオンユーザー)というところでしょうか。
みたのはタイトルの二本。
ということで以下ネタバレ含む。
■マリーアントワネット
嫁様が特に希望して見に行ったマリーアントワネット。
こちとらベルサイユのバラもフランス革命もあんまり詳しくないうえ、
世界史も殆どわかってないので、
世界情勢についてニヤニヤできなかったのはちょっと残念でしたが、
そういった予備知識はなくとも、かなり楽しめました。
衣装の凄さやベルサイユロケ、出てくる料理やお菓子の数々など、
その豪華さに目で楽しめました。
あのマリーアントワネットがロハス生活に目覚めていたなんてことは知りもしませんので、
単純に驚きました。
これまでとは違うイメージになりそうです。
■墨攻
中国映画は先が読めなくて良い意味で面白いです(笑)
ヒロインもあっさりと殺してくるし、主人公は不遇で、
悪者が最後までのさばるという結末には、いっそ潔さを感じます。
全編ストイックで、苦悩と駆け引きと陰謀と嫉妬で出来てるので、戦争ドラマというよりは人間ドラマです。
お色気シーンもあったりなかったりじつはなかったりで……。
こんなこと言ってますが、面白かったですよ。実際。
今週末は建国記念日を含む3連休ですね~。
ここのところ怠惰な休日しか過ごしてなかったので、
今週末はちゃんと休日らしいことをしようと思います。
見たい映画が3本ほど溜まっているのでとりあえずそれを消化するあたりから。
というわけで以下後半に続く~
【どろろ】
とりあえず最初に見たかった映画は邦画「どろろ」
手塚治虫先生の原作であるという点もあってどんな内容に仕上がっているか非常に興味がありました。
観終わっての感想第一は、
妻夫木くんがおっとこまえだな~。
主人公百鬼丸の孤独を纏った刃のような鋭さが美しく出ていました。
「ローレライ」の時よりはるかに良いですね~。やっぱり彼には、
瞳に力のある青少年のほうが似合ってるんじゃないかと思います。
あと途中でハウルの動く城になっちゃったかと思った(ぇ)
中井貴一も良い味で怖カッコいいです。
「亡国のイージス」の以下略……。
本編を見る限りとてもミキプルーンのひとやDCカードでカッパやタヌキの仲間をやってたひととは思えません。
期待分の満足は得られたと思います。
ここのところ怠惰な休日しか過ごしてなかったので、
今週末はちゃんと休日らしいことをしようと思います。
見たい映画が3本ほど溜まっているのでとりあえずそれを消化するあたりから。
というわけで以下後半に続く~
以下ネタバレ含むかも?
【どろろ】
とりあえず最初に見たかった映画は邦画「どろろ」
手塚治虫先生の原作であるという点もあってどんな内容に仕上がっているか非常に興味がありました。
観終わっての感想第一は、
妻夫木くんがおっとこまえだな~。
主人公百鬼丸の孤独を纏った刃のような鋭さが美しく出ていました。
「ローレライ」の時よりはるかに良いですね~。やっぱり彼には、
瞳に力のある青少年のほうが似合ってるんじゃないかと思います。
あと途中でハウルの動く城になっちゃったかと思った(ぇ)
中井貴一も良い味で怖カッコいいです。
「亡国のイージス」の以下略……。
本編を見る限りとてもミキプルーンのひとやDCカードでカッパやタヌキの仲間をやってたひととは思えません。
期待分の満足は得られたと思います。
皆さん覚えておいででしょうか。
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、意識不明となった妊婦の高崎実香さん(当時32歳)が転送先探しが難航した末、死亡した問題。
記事の発表からは暫く経ってしまいましたが、
進展があったようです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070202k0000m040168000c.html
まともな結果に落ち着いて安堵した反面、喜んでばかりもいられません。
毎日新聞WEB版でのこの記事以外には、私の知る限りでは
新聞でもテレビのニュースでも、WEB上でも、この結論に関する報道は、
全くと言っていいほど目にしていません。
この記事について知ったのはmixiのコミュニティのスレッドでのこと。
まさにmixi様様なのですが、
この扱いの小ささは一体何なのか、と。
そもそもこの件が(事件-crime-ではなくincident)大々的に報道され、
センセーショナルな扱いを受ける発端になったのは毎日新聞がスクープ的に取り扱ったためであるので、
その結末について毎日新聞が報道するのは義務であって良心的ですらないと言えますが、
引用したこの記事における内容の手のひらを返した様は厚顔無恥にも程があるというものです。
あれだけ日本国民を煽り立てておいて、
最善を尽くそうとした主治医を痛めつけておいて、
これまでの姿勢を180度転換したようなあっさりとした扱いでさらりと流そうとする。
マスコミのこの報道の姿勢は今に始まったわけではありませんけど、まだ懲りもせずに繰り返すのか、と、呆れてしまいます。
あまつさえ、この一連の騒動のせいで奈良南部からは産婦人科医が大きく撤退し、
お産のできる病院がほとんどなくなってしまったと言います。
これらは結局妊婦さんたちの産む機会を(機械じゃないよ)奪うことになってしまったわけで、
社会福祉的・公衆衛生的に言って大いなる妨害行為であるとさえ言えるのではないでしょうか。
昨今のマスコミの報道姿勢はすでに社会問題となりつつあると思います。
ただし、貴重な人命が失われたという事実自体は変わることはありません。
この問題を嚆矢として、これからの医療をもっと良いものにしていくには、
医療システムそのものを変え、より充実させていかなければならないのは言うまでもないことです。
その意味で医療者はこの件を重く受け止めなければいけないでしょう。
そして最も重く受け止めなければいけないのは行政であり政府です。
奈良県は県の医療体制を充実し、より整った施設と連絡体制と医師の確保を行い、
近隣諸府県との協力体制を確立しなければならないのです。
政府は医療費の削減のみに血道をあげている場合ではなく、この国の医療崩壊をせめて瀬戸際で食い止めなければならないはずなのです。
……てなことを、くだらない発言で揚げ足取られ続けてる厚労大臣と、
揚げ足取りばっかりしてる野党とに、考えて欲しいんだけどなあ。
■参考サイト■
・ある産婦人科医のひとりごと
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/10/post_d6f6_3.html
・健康、病気なし、医者いらず
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/blog-entry-105.html
・勤務医 開業つれづれ日記
http://ameblo.jp/med/entry-10018873960.html
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、意識不明となった妊婦の高崎実香さん(当時32歳)が転送先探しが難航した末、死亡した問題。
記事の発表からは暫く経ってしまいましたが、
進展があったようです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070202k0000m040168000c.html
奈良妊婦死亡:転送先探し難航の末、立件は見送り
奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、意識不明となった妊婦の高崎実香さん(当時32歳)が転送先探しが難航した末、死亡した問題で、奈良県警は、業務上過失致死容疑での同病院医師らの立件を見送る方針を固めた。死因となった脳内出血と、担当医が診断した子癇(しかん)発作との判別は困難で、刑事責任を問えないと判断した。今月中に遺族に捜査の経緯を説明し、最終判断する。
病院側は問題発覚直後の会見で、「脳内出血でなく、子癇発作の疑いとした点で判断ミスがあった」と発言。県警は任意で提出されたカルテなどを基に専門家約20人に意見を求めたが、脳内出血と子癇発作は、意識喪失やけいれんなどの症状が似ているため識別が困難との意見が大半を占めた。さらに、遺体が司法解剖されず、法医学的な証拠に乏しい点も捜査を難しくしたとみられる。
高崎さんは昨年8月8日午前0時ごろ、分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った。19病院に受け入れ不能とされた。結局、約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に搬送され、男児を出産後、死亡した。【高瀬浩平】
毎日新聞 2007年2月2日 3時00分
まともな結果に落ち着いて安堵した反面、喜んでばかりもいられません。
毎日新聞WEB版でのこの記事以外には、私の知る限りでは
新聞でもテレビのニュースでも、WEB上でも、この結論に関する報道は、
全くと言っていいほど目にしていません。
この記事について知ったのはmixiのコミュニティのスレッドでのこと。
まさにmixi様様なのですが、
この扱いの小ささは一体何なのか、と。
そもそもこの件が(事件-crime-ではなくincident)大々的に報道され、
センセーショナルな扱いを受ける発端になったのは毎日新聞がスクープ的に取り扱ったためであるので、
その結末について毎日新聞が報道するのは義務であって良心的ですらないと言えますが、
引用したこの記事における内容の手のひらを返した様は厚顔無恥にも程があるというものです。
あれだけ日本国民を煽り立てておいて、
最善を尽くそうとした主治医を痛めつけておいて、
これまでの姿勢を180度転換したようなあっさりとした扱いでさらりと流そうとする。
マスコミのこの報道の姿勢は今に始まったわけではありませんけど、まだ懲りもせずに繰り返すのか、と、呆れてしまいます。
あまつさえ、この一連の騒動のせいで奈良南部からは産婦人科医が大きく撤退し、
お産のできる病院がほとんどなくなってしまったと言います。
これらは結局妊婦さんたちの産む機会を(機械じゃないよ)奪うことになってしまったわけで、
社会福祉的・公衆衛生的に言って大いなる妨害行為であるとさえ言えるのではないでしょうか。
昨今のマスコミの報道姿勢はすでに社会問題となりつつあると思います。
ただし、貴重な人命が失われたという事実自体は変わることはありません。
この問題を嚆矢として、これからの医療をもっと良いものにしていくには、
医療システムそのものを変え、より充実させていかなければならないのは言うまでもないことです。
その意味で医療者はこの件を重く受け止めなければいけないでしょう。
そして最も重く受け止めなければいけないのは行政であり政府です。
奈良県は県の医療体制を充実し、より整った施設と連絡体制と医師の確保を行い、
近隣諸府県との協力体制を確立しなければならないのです。
政府は医療費の削減のみに血道をあげている場合ではなく、この国の医療崩壊をせめて瀬戸際で食い止めなければならないはずなのです。
……てなことを、くだらない発言で揚げ足取られ続けてる厚労大臣と、
揚げ足取りばっかりしてる野党とに、考えて欲しいんだけどなあ。
■参考サイト■
・ある産婦人科医のひとりごと
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/10/post_d6f6_3.html
・健康、病気なし、医者いらず
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/blog-entry-105.html
・勤務医 開業つれづれ日記
http://ameblo.jp/med/entry-10018873960.html