ニュース各種

朝のワイドショーなんか見てると色々なニュースもありますが、
今朝の、東京ミッドタウンにＯＰＥＮしたクリニックの
『医療コンシェルジェ』の話なんかはぶったまげましたね。
医療というものは客商売的なところもありますが、
患者＝顧客としてサービスを提供するのとはちょっと違うと思うのですが……
そこはＶＩＰ料金支払えば個室で専用の診察が受けられたりとかと、
確かに何かとサービス満点なのですが、
そこまでのサービスに対価を払えるのは一部の富裕層だけでしょう。
つまりはリッチマンは素敵なクリニックで最高のサービスを受けながら治療し、
貧乏人は公立病院で何時間も待合室で待たされた挙句、
安月給で使い潰されるつかれきった医師の診察でも受けてろや、ということなのでしょうか。
結局、世論は格差社会にＮＧを出しているにもかかわらず、
企業の動向としては富裕層向けの高級商品を続々開発。
医療業界の方も医療費は縮小させられ、自己負担額は増加、
さらにはアメリカ型の健康保険制度導入を目論んでいるらしいお役人と、
やっぱり格差社会ＧＯ！と言っているように聞こえてしまいます。
そこのクリニックはどうも歯科も含めた各種診療科をやっているようですが、
歯科は良いとして、特別待遇に対し保険外の報酬を要求するのは
混合診療にはならないのかな？というのも疑問。
保険外診療にするとカゼでも全額負担になってしまったりするのでしょうか。
ちょっと不思議。



まあそんなこんなでちょっと面白そうなニュースをいくつか。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2007040200008
赤血球をＯ型に効率良く転換＝ＡやＢから、新発見酵素で成功－国際チーム

　Ａ型やＢ型、ＡＢ型の赤血球を、新発見の酵素を使い、効率良くＯ型に転換することに成功したと、米ベンチャー企業ザイムクエスト（マサチューセッツ州）やデンマークのコペンハーゲン大などの国際研究チームが２日、米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジーの電子版に発表した。
　これまでに、Ｂ型からＯ型への転換は、ロブスタ種のコーヒー生豆から抽出した酵素を使う方法が開発され、臨床試験まで進んでいる。しかし、酵素を大量に必要とするため、実用性が低かった。また、Ａ型からＯ型への転換に成功した例はなかった。
　Ｏ型の血液は、患者の血液型が不明だったり、他の型の血液が不足したりした場合、非常手段として少量なら他の血液型の患者に輸血できる利点がある。今回の方法が実用化されれば、不足しがちなＯ型の確保が容易になると期待される。

中々面白いです。Ｏ型血液は緊急時の輸血など、とかく使いやすい印象ですが、
実際は不足するんでしょうね。酵素処理によって表面抗原を削ってしまえばＡもＢもＯ抗原だけとなり、輸血時のリスクが減らせるということでしょう。
代用品としては期待できるかもしれません。


http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2007040100085
浮気ごまかした妻に殺人罪＝相手射殺の夫は不問－米テキサス州

　【ニューヨーク１日時事】米南部テキサス州の裁判所の陪審団はこのほど、レイプ被害に遭っているとうそをつき、浮気現場に居合わせた夫に相手の男性を射殺させたとして、故殺（計画性のない殺人）罪などで妻を起訴した。手を下した夫は、家族を守ろうとしただけと判断されて殺人に問われなかった。
　米メディアによれば、起訴されたのはトレーシー・ロバーソン被告（３５）。昨年１２月、夫が同州アーリントン市の自宅に帰宅したところ、小型トラックの中で見知らぬ男性と下着姿で抱き合う同被告を発見。同被告がレイプされていると叫んだため、夫は所持していた銃で男性を射殺し、殺人容疑で逮捕された。
　しかし、警察の調べで、ロバーソン被告が被害者の男性に「あなたの温かい抱擁が必要なの」とする携帯電話のメッセージを送信していたことが判明。同被告が浮気をごまかすため、とっさにうそをついていたことが露見した。

……なんか、撃ち殺さなければコメディかと思うような嘘をついたもんですな。
でなければコミックかと。
んでもまあ可哀相なのは浮気された上に人まで殺してしまった旦那で、
もっと可哀相なのはぶち殺されてしまった被害者男性ですが、
被害者の家族の方も呆れていいやら悲しんでいいやらで複雑だろうと思うのです


さて、最後に。
このブログはmixiの日記の代用でもありますが、
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http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16871097&comm_id=5351
・メディアと医療従事者との関係をどうするか

今後どう伸びるのかちょっと期待しております。